効く!ってなあに?

自然療法をおすすめしている変わった薬屋です。

テレビなどのコマーシャルを見ても、膝腰肩に効く!って医薬品(第3類医薬品のビタミン剤)から第2類、第1塁医薬品にあたる鎮痛剤など…様々な商品で世の中溢れています。

漢方でも腫れて痛むもの、冷えて痛むもの、浮腫んで痛むもの…など様々な症状にその人その人で胃腸機能の度合いや太ってる、痩せてる、食生活の好みなどでも使うものが変わってきたりします。

ビタミン剤などは、筋肉の疲労をまず回復させてその疲労によるこわばりなどを改善する目的などで使われたりするのでそれはそれでいいと思います。

ただ、そういったコマーシャル商品などをお求めになられる方々は、それが疲労を改善して、それから痛くなる原因箇所の改善という“要する時間”が待てない方々が多いようです。漢方もそうです。その箇所が痛くなった原因の改善にはそれ相応の時間などの条件が必要になります。飲んですぐ効く!と思って飲んでたら「全然効かないじゃないか!」と苦情を言われたりします。

まて病院でも痛み止め(鎮痛剤)は出すが、リハビリをしっかりとしなさいという治療をおすすめしています。

だから痛み止めが効いてる間は…「あれ?治った!?」と勘違いして、リハビリなどを疎かにしてしまい、また痛み出す…。

そこでまた痛み止め。…でもリハビリはまた疎かになっていって…「これは効かん!」と憤慨してしまう。

また別の病院に行っても同じこと。そのあとは整骨院、整体、マッサージ、いろいろ試していって…治りかけたように見えてもその痛みの原因(運動不足、または過度の負担のかかる姿勢、動作などを改善できない、肥満、または筋肉が衰えて痩せる)は、全然改善されてないからまた痛み出す。

その悪循環が長引く原因で原因が原因を重ねることになっていってしまう。

最初効いていた痛み止めがだんだん効かなくなってきて、もっと強いの!さらにもっと強力なものをと鎮痛剤だけに頼ると間違った方向へとエスカレートしていってしまう。

気がついた時には、杖に頼らないといけない状況に。


「だって、リハビリはきついだけで全然変わらないもの!」とおっしゃる方は、では日頃の生活をもっと見直したら?と尋ねます。例えば、沖縄ならエアコンにの効いたところでばかりいるとか、ハイカロリーな食べ物ばかり食べて体重がオーバー気味だとか、お通じが不規則だったりだとか…いつも座ってばかりで立って歩くことがほとんどないとか…。

様々な日頃の生活習慣も痛みの原因につながることもあるのです。

昔こんなことを聞いたことがあります。

膝腰を治すで有名な断食道場みたいなところがあって、多くの膝腰の悩みで訪れるところがあって、そこで甘いもの断ち!、お酒断ち!食べ過ぎ断ち!など…ある一定期間、断食(適正な指導のもと)することによって中には杖も必要でなくなるくらい改善した方もいらっしゃるとか…。もちろんその断食も向き不向きがありますからきちんと主治医などに相談してからがいいと思いますが…。

でも、肥満からくる膝腰の悩みは、その肥満そのものを改善することでよくなることがあります。
肥満者は負担になる体重を落とせば、それなりに結果も出てくると思います。

逆に痩せてる方は筋肉をつけるように(栄養を摂るように)するとそれに運動療法と合わせて筋肉量を増やすと改善してきたり。

むくみの方は、しっかりと水分代謝を良くすることを心がけたりすることでよくなったり。

痛み止めでなく、様々な改善すべき生活習慣を見直すとしっかりと結果が出てくると思いますし、漢方などの体質改善はそれをしっかりとしたものにするのでそういった生活習慣改善と合わせるとより効果的になると考えます。

簡単に痛みが消えることはないけれど、しっかりと改善してくれることは間違いない。

だから痛みに限らず、カラダに起きた様々な症状も“止める”“鎮める”“抑える”ということは治すのでなくあくまでも症状を軽くしているだけ…。そこに本人の“治癒力”“回復力”がいかに発揮できるかがポイントになると思います。

効く!ってなあに?

店主自身もそういった鎮痛剤で頼らない治療法(改善法)をしたところ今ではほとんど苦にならないようになっています。

そして、その他の健康改善も同様に同じようにしています。

お気軽に店主にお尋ねください。

(薬屋のひでぼ〜Z)


タグ :薬屋の考え

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