ヒトが健康で生きていくために必要なミネラルに亜鉛があります。
亜鉛は、インスリンの構成成分でもあり、ランゲルハンス島のβ細胞におけるインスリンの合成・貯蔵・分泌に関与しています。 亜鉛が不足するとインスリンの分泌が減少して血糖値が上昇します。 亜鉛は、クロム、セレンとともに、糖尿病に対する効果が期待されています。
また食生活において、過剰な飲酒は亜鉛の排泄を促進するため、過度な飲酒も亜鉛不足の原因になることがあります。
また加工食品に含まれるポリリン酸も、亜鉛の吸収を阻害することがあります。
亜鉛が不足することによりインスリンの結晶化が不完全となり、十分な量のインスリンが分泌されないことがあります。 これにより、血糖値がコントロールしにくくなり、糖尿病のリスクが増加することが考えられます。 亜鉛を適切に摂取することが、血糖値を健康的に保つために重要です。
また亜鉛が不足すると、味覚障害、免疫力の低下、爪や皮膚の異常、成長障害、 生殖機能の低下などに影響します。
それとただ亜鉛を摂ればいいというのではなく、様々なミネラルをバランスよく摂ることが必要となります。
亜鉛の摂りすぎ(亜鉛のみの偏った摂り方)は、吐き気、嘔吐、下痢などの消化器系の不調や、銅の吸収阻害による貧血、免疫機能の低下などの健康問題を引き起こす可能性があります。
バランスよく摂ることを考えましょう。
※ 亜鉛を多く含む食品:
牡蠣、あわび、たらば蟹、豚レバー、牛肉、卵、納豆、アーモンド、 落花生。
(ひでぼ〜Z)