うちの薬屋はお袋が始めてから六十年以上も経っています。
兄弟は別々にそれぞれで薬屋を営み、自分はずーっとお袋の手伝いをしていたのでそのまま引き継いだ(漢方相談として、自分が始めてから40年近く…)
その間、様々なお客様と接してきて…
もちろん現在でもお贔屓にしてくださるお客様もいますが、
そのお客様のうちでおすすめしてきた体質改善の健康食品やそれらをサポートする漢方薬・自然薬などをずーっと生活の一部としてご愛用くださる方と、残念ながらなかなか続けてくれないお客様をずーっと見てきて…
ホント、ずーっと見てきて…ある意味自分がやってきたことの長期的な観察とでも言いましょうか?
元々、カラダが弱くて、そのために一生懸命続けてきたお客様…
たまに風邪薬、頭痛薬、そして栄養剤などをホントたまに買いに来てくださるお客様…
人それぞれ…そんな中…今でもよく来てくださる方に
自分「最近どう?体調は?」
お客様「歳だからね(もう90近い)無理もできなくなったさぁ。でも◯◯を続けているからなんとかやっていけてるさぁ」って…
自分「そういえば、◯◯さん元気かなぁ?(その方よりも幾つか下の方)」
お客様「もう施設に入ってるみたい。以前会いに行ったけど、なんかあれこれ忘れがみたいだったよ」…
その施設に入った方はどちらかというと病院のお薬は服用しているけどカラダのための養生食品(うちの健康食品はそう呼んでる)はお金がかかるから要らないって言ってた…。
お客様「私があんたもこれ続けなさいって言ったのに…自分はもっと安い健康食品あるからそれでいいって言って全然取り合ってくれなかったのよ」…
自分「そうなんだね…」
そんな会話を最近よくするようになってきた。
巷では,あれこれ◯◯にこれがいい!とか、足腰には◯◯を1日たったひと粒で!などと様々な健康情報に溢れかえっている。
うちでおすすめしている養生食品は、宣伝もしていない…広告もそんなにしていない…もちろんネット販売もしていない…そんなものばかり
でもその代わり品質や研究開発に重きを置くためにそういった部分のコストはかけないでうちのような相談薬店などでの店頭カウンセリングを中心としたものばかり
自分自身も実際にずーっと続けてきてこの養生食品は手放せないアイテムになっている。
実際、この歳になって命に関わることになっても結局は養生食品があったからなんとか持ち直した!…病院でのお薬はあくまでもその症状を緩和するもの。
養生食品は、カラダの細胞自身の立て直しに必要な栄養を補い“治る”ために必要なものは。
そう、薬屋はずーっと考えてきた。
薬は、その時その時の症状が悪化しないようにするために“必要”なもの。
養生食品は、ヒトの元々持っている自然治癒力を発揮するために“欠かせない栄養素”であるということ。
“治る”、“回復”するためには細胞自身が立て直されないと達成できないこと。
そんな養生食品をずーっと続けてきたお客様は、まさにそんなことを証明してくれていると思っている。
またその人その人でその人のために何が必要か?
何をおすすめするべきか!を薬屋は日々勉強してきていて、
あれを売ればいい!とか
あれさえ飲めば!というよりも
その方には何が必要なのか?を考えているのですが。
元気で続けてくださるお客様。
まさにお客様は自分にとっては、“先生”そのものなのです。
お客様から日々教わっている
薬屋ってそんな仕事だなぁって
ホント思います。
あの方のように元気でがんばろー!
あの方のように楽しく生きていこう!
だからこの養生食品は、薬屋自身も日々つづてけいるのです。
(薬屋のひでぼ〜Z)